芥川龍之介について

芥川龍之介の本名について。

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芥川龍之介、森鴎外、中原中也、谷崎潤一郎、坂口安吾……。なぜ文豪の名前というのはこんなにカッコいいのでしょうか。もちろん、ペンネーム、筆名である人も多くおり、後天的にカッコいい名前になった作家もたくさんいますが、芥川龍之介はどうなのか、をまとめてみました。

芥川龍之介という名前は本名。

ということで、芥川龍之介(あくたがわりゅうのすけ)、というのはペンネームではありません。本名です。めちゃくちゃカッコいい名前ですね。

名前の由来は誕生日。

龍之介、という名前は、辰年・辰月・辰日・辰の刻に生まれたので、龍之介と名付けられたとかどうとか。なお、誕生日は1892年3月1日。上述のとおり、辰年・辰月・辰日・辰の刻に生まれたということですから、辰の刻は午前7時から午前9時なので、その辺りに生まれたのでしょう。

でも、本当は新原龍之介だった?

芥川龍之介のお父さんは新原敏三さんという方で、生まれたときは新原龍之介だったのですね。芥川というのは、お母さんの実家の方の名字です。お母さんは芥川フクさんという方でした。

この新原龍之介が芥川龍之介になぜなったのかというと、龍之介が生まれて間もなくお母さんのフクさんの精神状態がよろしくなくなり 、フクさんのお姉さんである伯母のフキさんの方に引き取られたのでした。フキさんの旦那さんは、芥川道章という方です。

ちなみに、フクさんが精神を病んでしまったのは、芥川のお姉さんであった長姉の新原ハツが亡くなったショックからだそうです。お姉さんであった、というのは芥川が生まれる前にもう亡くなっていたのですね。

それで、龍之介が12歳の時に正式に芥川道章の養子として迎えられ、新原龍之介は芥川龍之介となったのです。







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