街の本屋さんも少なくなって、わざわざ大型書店まで本を買いに行くも在庫切れ……。じゃあAmazonとか楽天で買うかと思って買っても、だらしない上に出張続きだとあれ、あの本どこやったっけ……となったり、もう置くところないよと奥さんに怒られたり、新幹線に乗るたびに買ってはもうこれ同じ本三冊目じゃん、となったり。
皆さん、そこまではないでしょうけども、もうスマホで好きな本読めないかな、しかもサブスクリプションの読み放題だったらいいのにな、と思いませんか。思いますよね。
AmazonにはKindleという電子書籍ストアがありまして、そこには「Amazon Kindle Unlimited」という読み放題サービスがあります。おいくらかというと、月々980円。月に何冊か本を読まれる活字中毒な方には、結構お得かもしれません。
問題はそのラインナップ。私のような、実用書よりもビジネス書よりもエンタメ小説よりも漫画よりも何よりも純文学好きにこのサービスは使えるものだろうか?とふと思いましてちょっと調べてみました。
Amazon Kindle Unlimitedの登録方法
まずは登録方法。Amazonの会員にはおそらく多くの人がなっているかと思いますので、めちゃめちゃカンタンです。何が良いって、初日の30日間は無料!とりあえず一回登録してみて試してみるのがよろしいでしょう。詰まんなかったら、無料体験期間中に止めればお金も引き落とされませんしね。(なお、止めなかったら使ってなくても自動更新されますから気を付けましょう)
さて、ではさっそく下記バナーからリンクに飛んで、Amazonアカウントにログインしましょう。
で、まずは、無料体験です。赤でくくった、30日間の無料体験を始めるをクリック。

Kindle Unlimited購読申込ページに来ます。決済方法を選んで続行しましょう。

で、終わりです。早い。

これでもう、読み放題です。こりゃすごい。
ただいま、Kindle Unlimitedはキャンペーン中!
今登録すると、まさかの3カ月299円(月々99円相当)ととんでもないキャンペーンやっています。すごいね。
Amazon Kindle Unlimitedを使ってみてわかる悪いところ
ラインナップはビジネス書からライトノベルまで200万冊以上、しかも毎月作品は追加。読み尽くせないほどの本が並んでいます。並んではいるのだと思うのですが、気になることがいくつかあります。
恐ろしく探しにくい!
というのも、Kindle Unlimited限定で自由検索ができないので、「ベストセラー」や「アマゾンのオススメ」といったカテゴリからたどっていくのが主な検索手段です。そうなると、読まれない真面目な本はカテゴライズもされませんので、検索網から漏れるのです。
ところが、本によっては、Unlimited対応してるものもたくさんあります。Kindleストアで絞って検索することはできるのですが、Unlimited限定で検索することはできません。電子書籍になっていても、読み放題枠に入ってないものも多数あるわけですね。
Amazon Unlimited 検索のコツ
PCブラウザだと面倒なのですが、スマホにKindleアプリを入れますと、一回、普通にカタログで検索した後にUnlimited対応作品だけフィルタをかけて見ることができます。これはそこそこ便利。

純文学はマジで少ない!
これはほとんどない!マジでない。そして、探しにくい。ランキング上位は漫画とラノベとセクシーな書籍で埋め尽くされております。また、小説は官能小説やら携帯小説に占拠されているレベルです。文学評論カテゴリにさえ、セクシーな女優さんの書籍が並びます。書籍をサブスクリプションにするとこうなるもんなんだなといろいろ考えさせられます。ちなみに、文学評論カテゴリ一位は、『夢をかなえるゾウ』です。文学なのか……?
Kindle Unlimited おすすめ小説ラインナップ
そんな中、200万冊以上の有象無象の中から、文芸・評論カテゴリを探し回りまして、読み応えのある文学作品を探してみました。光文社古典新作文庫が気を吐いております。
- 夏目漱石『こころ』
- 夏目漱石『私の個人主義 (国立図書館コレクション)』
- 夏目漱石『夢十夜』
- 森鴎外『舞姫』
- 芥川龍之介『アグニの神』
- 梶井基次郎『桜の樹の下には』
- 太宰治『人間失格』
- 太宰治『斜陽』
山本周五郎『樅の木は残った 全巻セット』 - 金子みすゞ『金子みすゞ名詩集』
- 新美南吉『てぶくろを買いに』
- 新美南吉『ごん狐』
- 平野啓一郎『平野啓一郎 タイアップ小説集 〔電子版限定〕』
- ドストエフスキー『カラマーゾフの兄弟1 (光文社古典新訳文庫)』
- ドストエフスキー『罪と罰 1 (光文社古典新訳文庫)』
- ジョージ・オーウェル『一九八四年』
- サン=テグジュペリ『星の王子さま』
- サン=テグジュペリ『人間の大地 (光文社古典新訳文庫)』
- ヘミング・ウェイ『老人と海 (光文社古典新訳文庫)』
- シェイクスピア『マクベス (光文社古典新訳文庫)』
- シェイクスピア『ハムレット Q1 (光文社古典新訳文庫)』
- シェイクスピア『ヴェニスの商人 (光文社古典新訳文庫)』
- シェイクスピア『リア王 (光文社古典新訳文庫)』
- ニーチェ『ツァラトゥストラ(上) (光文社古典新訳文庫)』
- コンラッド『闇の奥 (光文社古典新訳文庫)』
……などなどです。作者名で「Unlimited対応」縛りするのが一番見つけやすいですかね。
超人気作はUnlimited対応されてないことがしばしば
村上春樹とか宮本輝とか宮部みゆきとかはUnlimited対応されておりません。少なくとも今のところは。残念ですが諦めましょう。
純文学好きにAmazon Kindle Unlimitedはアリか?
ラインナップはちょっと貧弱なところがありますが、しかしながら30日間無料、一カ月980円で読み放題、(しかも今なら三カ月299円)とそのサービスはなかなか強烈なメリットがあります。読み尽くせないほどの本があるというだけでワクワクです。
国立国会図書館が日本最大の蔵書を持ってますが、それが250万冊ほど。つまり、日本最大の図書館にいつでもどこでもアクセス可能になるわけですね。これはヤバい。
純文学好きの方は、やっぱり紙の本で読まないと感情移入できない、とか思うかもしれませんが、もうそれは慣れ。電子辞書が出た辺りは意固地に辞書で英単語引く人もいましたが、今もういないでしょう。慣れです。慣れれば、完全にメリットの方が上回ります。スマホ一台で、本読み放題。スマホが小さいときには、対応端末となるKindle電子リーダーでも買いましょう。意外と一万円しないんですね。
そんなわけで、Amazon Kindle Unlimited、純文学好きにもオススメできると思います。文学作品だけでなくビジネス書や漫画も読みたい!という方には間違いなくおすすめです。これは読書がとってもはかどりますよ。
[…] 本作『人間失格』は、初月無料、月額980円の電子書籍読み放題サービス Amazon Kindle Unlimitedで読めます。おそらく日本で一番知られている小説のひとつである本作をぜひご一読くださいませ。 […]
[…] しかし、クズだとしても、この小説は読める……!美文だからですかね。不思議です。本作『舞姫』は、初月無料、月額980円の電子書籍読み放題サービス Amazon Kindle Unlimitedで読めます。私ももうちょっと読み込んでみます。 […]
[…] 『アグニの神』は、『Amazon Kindle Unlimited』で読むことができますのでぜひご一読くださいませ。 […]
[…] 本作『桜の樹の下で』は、Amazon Kindle Unlimitedで読むことができますよ。ぜひご一読くださいませ。 […]
[…] 芥川龍之介、いろいろ読んでみてその天才の思想に触れてみると考えさせられる点がたくさんありますよ。Amazon Kindle Unlimitedなら芥川龍之介の代表作も読み放題です。 […]
[…] しかし、クズだとしても、この小説は読める……!美文だからですかね。不思議です。本作『舞姫』は、初月無料、月額980円の電子書籍読み放題サービス Amazon Kindle Unlimitedで読めます。私ももうちょっと読み込んでみます。 […]