投稿者アーカイブ:文案家
-
-
2019/11/12 -芥川龍之介について
『煙草と悪魔』は芥川龍之介が1916年 に「新思潮」上に著した短編小説です。『羅生門』だの『鼻』だのといった作品と同じ時期に書かれた、かなり芥川龍之介最初期の作品になりますね。『南京と基 …
-
-
2019/11/10 -純文学
中原中也は私の大好きな詩人です。なぜこんなに好きになったのか思い出させないのですが、ろくでなしブルースのマーシーのTシャツに描かれていたのを見つけた兄が詩集を買って来たからだったような気もします。(違 …
-
-
2019/11/10 -ニコライ・ゴーゴリ
ニコライ・ゴーゴリの『鼻』は、1833年から1835年にかけて書かれ、1836年に発表された小説です。3年に渡り書かれた小説ですが、割と短い小説です。3年間、何に悩んで書いたのかが非常に気になるところ …
-
-
2019/11/06 -ニコライ・ゴーゴリ
近代文学というのは、ニコライ・ゴーゴリの『外套』から始まったとされるほど、文学、文芸、小説において非常に重要な意義を持つ作品です。1842年の小説ですね。二百年近く前なんですねえ。割と今でも読める内容 …
-
-
2019/11/04 -純文学
『貧しき人びと』は世界最高峰と名高い文豪ドストエフスキー、本名はフョードル・ミハイロヴィチ・ドストエフスキーという長ったらしい名前なのですが、ともかくあのドストエフスキーの処女作で、1984年に書かれ …
-
-
2018/08/28 -村上春樹
1987年、村上春樹は一冊の小説を上梓しました。それが『ノルウェイの森』です。 2010年時点で、上下巻を合わせた総発行部数1000万部を突破した、日本国内有数のベストセラー小説です。一冊500円とし …
-
-
2018/08/20 -純文学
種田山頭火という俳人をご存知でしょうか。読み方は、「たねださんとうか」ですね。もしかすると一見すると名前なのか何なのかという感じですが、これは、人名なのですね。 非常に珍しい名前ですが、これはまあペン …
-
-
2018/08/12 -芥川龍之介について
芥川龍之介の作品に、『あばばばば』というとんでもないタイトルの小説があります。本作、芥川龍之介の中期から後期における、堀川保吉という男を主人公とした、「保吉もの」と呼ばれる作品の一つです。 あわわわわ …
-
-
2018/08/11 -芥川龍之介について
芥川龍之介は、大正八年四月に『蜜柑』という小説を残しました。五月の「新潮」で発表された際は、『私の出遇った事』というタイトルでしたが、後に改題されて『蜜柑』となりました。 横須賀駅からのほんのわずかな …
-
-
2018/08/11 -遠藤周作
『黄色い人』の作者は遠藤周作です。日本近代文学における偉人の一人だと私は思います。遠藤周作は日本人におけるキリスト教に対する違和感、みたいなものを書き続けた人なんですが、宗教というものに真っ向から取り …
-
-
2018/08/10 -芥川龍之介について
真相は、藪の中。なんて言葉がありますね。これは本作『藪の中』から生まれた言葉です。 本作は1922年に「新潮」誌上に発表された作品で、初出時のタイトルは『将軍』。芥川龍之介最後の王朝物作品としても知ら …
-
-
2018/08/08 -芥川龍之介について
芥川龍之介と言えば、『鼻』、『地獄変』、『杜子春』、『芋粥』、『羅生門』、『蜘蛛の糸』などなど王朝物を初期に書いており、要するに元ネタがあった作家なのですが、そこから脱却した最初の作品が『秋』です。後 …
-
-
2018/08/08 -芥川龍之介について
『トロツコ』の作者は、芥川龍之介です。『トロッコ』でなくて、『トロツコ』なんですね。芥川龍之介においては、中期に位置する作品で、1922年に発表されました。青年が少年時代の過去の記憶に基づいて書いた小 …
-
-
2018/08/07 -芥川龍之介について
『河童』の作者は芥川龍之介です。芥川の後期の作品で、『歯車』や『或る阿呆の一生』などと並び、晩年の代表作の一つとして名高い作品です。神経衰弱に陥っていた芥川龍之介の心理状態が色濃く反映されており、芥川 …
-
-
2018/08/07 -芥川龍之介について
『芋粥』の作者は、芥川龍之介です。1916年に発表された作品で、芥川龍之介の初期作品、王朝物として知られています。『今昔物語集』の一説を膨らませた作品となっています。 さて、そもそも芋粥とは何なのか。 …
-
-
2018/08/06 -芥川龍之介について
『鼻』は、芥川龍之介が初期に著した短編小説で1916年に発表されました。今から100年以上も前の作品なのですね。『今昔物語』の「池尾禅珍内供鼻語」および『宇治拾遺物語』の「鼻長き僧の事」を題材に取って …
-
-
2018/08/06 -太宰治
『女生徒』は太宰治が著した短編小説で、とある女生徒の5月1日における、目覚めてから眠るまでの一日間の心情の揺れを描いた作品になります。1939年4月号の文学界にて発表され、川端康成からの大きな賛辞を受 …
-
-
2018/08/05 -宮沢賢治
『注文の多い料理店』は、天才宮沢賢治が1924年(大正13年)に著した児童文学小説です。生前の宮沢賢治が唯一出版した児童文学短編集のタイトル作品でもあり、この短編小説はほぼ自費出版という形でわずか10 …
-
-
2018/08/05 -太宰治
『斜陽』は太宰治が1947年に著した中編小説です。戦後間もなく、ですね。『新潮』で4回にわたって連載され、ベストセラーとなりました。急激に時代が変わり、上流階級が没落していく様は、まさしく斜陽。そうし …
-
-
2018/07/30 -太宰治
太宰治が現した『駈込み訴え』は正しくは『駈込み訴へ』だそうですが、1940年に発表された、全編が疾走するような矢継ぎ早の語り口で描かれる短編小説です。太宰治の奥様の美知子さん曰く、口述作品だそうで、太 …