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2019/12/17 -芥川龍之介について
『アグニの神』は1921年(大正10年)に芥川龍之介が『赤い鳥』誌上にて発表した作品です。アグニの神なる神様を遣う占い師を巡る上海が舞台の物語です。ちなみにアグニの神というのは本当にというか、おりまし …
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2019/12/15 -梶井基次郎について
『泥濘』は、1925年6月に発表された梶井基次郎の小説です。お金もなく、上手く小説も書けない不安な心持が描かれています。『泥濘』の読み方は”でいねい”、ですね。ぬかるみ、という意味です。 『泥濘』のあ …
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2019/12/14 -梶井基次郎について
『城のある町にて』は、梶井基次郎の小説です。1925年、『青空』誌上にて発表されました。 可愛がっていた妹が亡くなってしまい、その傷が癒えるまで?の城のある町の風景と峻自身の心象風景が描かれ続ける、あ …
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2019/12/14 -芥川龍之介について
『手巾』は芥川龍之介が著した小説です。『手巾』は「しゅきん」と読みまして、「しゅきん」とは「ハンカチ」のことです。 1916年の小説で、中央公論にて発表されました。主人公は『武士道』を表した新渡戸稲造 …
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2019/12/13 -芥川龍之介について
『戯作三昧』は、全十五章から成る芥川龍之介の短編小説です。大正6年(1917年)に大阪毎日新聞紙上にて発表された小説で、『南総里見八犬伝』などの戯作を書く曲亭馬琴(滝沢馬琴)が主人公の作品です。 曲亭 …
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2019/12/03 -芥川龍之介について
芥川龍之介に『三つの宝』という小説があります。『魔術』もそうでしたが、芥川龍之介の童話的作品のひとつですね。童話らしく、王子様とお姫様が出てきたりしますし、戯曲形式で台本のように書かれております。 大 …
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2019/12/02 -芥川龍之介について
芥川龍之介の『白』という小説をご紹介します。白、というのは白い犬のことです。白ちゃんですね。この白が主人公のお話です。ものすごい簡単に言いますと、白という犬が、黒になったりして、いろいろあって黒になり …
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2019/11/30 -芥川龍之介について
芥川龍之介に『葱』という小説があります。文豪にもなると、テーマ『葱』で小説が書けるもんなんですね。うらやましい感性です。1919年に書かれた作品で、なかなか爽やかで、ささやかなりしエールの込められた素 …
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2019/11/30 -森鴎外
『舞姫』です。踊り子です。森鴎外の小説ですね。古い古い小説で、まるで現代のわれわれが読むと古文のような近代小説です。冒頭を抜き出してみますと、 石炭をば早や積み果てつ。中等室の卓のほとりはいと静にて、 …
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2019/11/27 -芥川龍之介について
芥川龍之介は1923年、『婦人公論』において短編小説『猿蟹合戦』を発表しました。あの『猿蟹合戦』ではありません。あの『猿蟹合戦』の後日談を描いたものです。短編小説というよりももっともっと短く、掌小説、 …
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2019/11/24 -芥川龍之介について
芥川龍之介作品を読み返してはブログに書くという作業をひたすらしているうちに芥川龍之介に多少詳しくなってきた気がするので、ちょっと知ったこと、調べたことをまとめてみようかなと思いました。 芥川龍之介のエ …
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2019/11/21 -芥川龍之介について
『歯車』の作者は芥川龍之介です。レインコートを着た幽霊、ドッペルゲンガーみたいなものに出会い、その不安な心境が描かれています。初出は1927年。芥川龍之介が自殺したのは1927年7月24日のことで、途 …
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芥川龍之介の死因 小説を読んでいるだけでは知る由もない部分まで解説
2019/11/18 -芥川龍之介について
1924年7月24日、芥川龍之介は35歳の若さで東京田端の自宅で精神科医でもあった作家 斎藤茂吉から処方された薬を大量摂取し、自殺しました。よって、死因は服毒自殺です。芥川龍之介が亡くなった7月24日 …
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2019/11/18 -芥川龍之介について
芥川龍之介の『舞踏会』をご紹介します。初出は1920年(大正9年)の雑誌『新潮』1月号上となります。鹿鳴館を舞台にした、小さな恋のお話で、淡く切なく、そしてちょっと儚い物語です。 非常に評価の高い作品 …
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「Amazon Kindle Unlimited」、小説ラインナップからおすすめ純文学をチョイス
2019/11/16 -純文学
街の本屋さんも少なくなって、わざわざ大型書店まで本を買いに行くも在庫切れ……。じゃあAmazonとか楽天で買うかと思って買っても、だらしない上に出張続きだとあれ、あの本どこやったっけ……となったり、も …
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2019/11/16 -芥川龍之介について
芥川龍之介の『魔術』という小説をご紹介します。初出は1920年(大正9年)1月。雑誌『赤い鳥』にて発表されました。人間のエゴイズムを抉り出す芥川龍之介らしい一作といえる小説となっています。同じく芥川龍 …
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2019/11/16 -芥川龍之介について
昔々から考えるとほとんどもう芥川龍之介が書いたものは全部読んだんじゃないかなと思うので、芥川龍之介のおすすめ作品ランキングでも作ろうかなと思いました。完全に個人的な趣味ランキングですが。 新思潮派であ …
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2019/11/16 -芥川龍之介について
芥川龍之介に『仙人』という小説があります。文字通り仙人が出てくる小説なのですが、考えてみれば、芥川の小説にはよく仙人が出てきますね。『杜子春』とかね。 いろいろ調べていて何かおかしいなと思ったのですが …
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2019/11/15 -芥川龍之介について
芥川龍之介の小説に『桃太郎』があります。そうです、きび団子で犬猿雉を従えて鬼をやっつけるあれです。しかし、あの昔話の『桃太郎』ではありません。芥川ならではの、あのお伽噺を裏側から見た独特の物語なのです …
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2019/11/14 -芥川龍之介について
松尾芭蕉の死を前にして、弟子は本当は何を思うのだろう? 『枯野抄』は『羅生門』など数々の名作を書き上げてきた芥川龍之介が作者の小説です。1918年、大正7年に「新小説」誌上にて発表されました。なお、「 …