ジョゼと虎と魚たち 車いす

『ジョゼと虎と魚たち』の感想、あらすじとかとか。

2016/05/05   -純文学

作者 田辺聖子 田辺聖子は人間の心情の微に入り心のひだの奥の奥まで見通した文章を書かれる作家で、人間の心というのはこれほどまでに静かに細かく揺れ動くものなのかとため息をつくほど繊細な文章です。 『ジョ …

Kの昇天 梶井基次郎

梶井基次郎『檸檬』のあらすじ、解説、感想などなど。

『檸檬』は梶井基次郎が1924年、大正13年10月に書きあげた短編小説で同人誌「青空」誌上にて発表されました。梶井基次郎は20編程度の小説を遺し、31歳という若さで夭折した作家です。ちょっとこう、ゴリ …

羅生門 イメージ

芥川龍之介『羅生門』のあらすじ、感想、解説とかとか。

『羅生門』は、芥川龍之介の作品です。1915年、大正4年、11月号の「帝国文学」にて発表されました。 なお、『羅城門』ではありません、『羅生門』です。ちなみに羅城門も羅生門も同じもので、京都の京都府京 …

チョコレートクッキー

幸福なクリーニング店、そして加納クレタの登場

2016/03/02   -村上春樹

ねじまき鳥クロニクル 第1部 泥棒かささぎ編 前 6 岡田久美子はどのようにして生まれ、綿谷ノボルはどのようにして生まれたか 後 8 加納クレタの長い話、苦痛についての考察 この章では、過去からふたた …

ピアノ

岡田久美子はどのようにして生まれ、綿谷ノボルはどのようにして生まれたか

2016/03/01   -村上春樹

ねじまき鳥クロニクル 第1部 泥棒かささぎ編 前 5 レモンドロップ中毒、飛べない鳥と涸れた井戸 後 7 幸福なクリーニング店、そして加納クレタの登場 岡田久美子はどのようにして生まれ、綿谷ノボルはど …

レモンドロップ

レモンドロップ中毒、飛べない鳥と涸れた井戸

2016/02/29   -村上春樹

ねじまき鳥クロニクル 第1部 泥棒かささぎ編 前 4 高い塔と深い井戸、あるいはノモンハンを遠く離れて 後 6 岡田久美子はどのようにして生まれ、綿谷ノボルはどのようにして生まれたか レモンドロップ中 …

ねじまき鳥クロニクル,本田さん

高い塔と深い井戸、あるいはノモンハンを遠く離れて

2016/02/29   -村上春樹

ねじまき鳥クロニクル 第1部 泥棒かささぎ編 前 3 加納マルタの帽子、シャーベット・トーンとアレス・ギンズバーグと十字軍 後 5 レモンドロップ中毒、飛べない鳥と涸れた井戸 ここまでは奇数の章で今の …

マルタ島

加納マルタの帽子、シャーベット・トーンとアレス・ギンズバーグと十字軍

2016/02/28   -村上春樹

前 2 満月と日蝕、納屋の中で死んでいく馬たちについて 後 4 高い塔と深い井戸、あるいはノモンハンを遠く離れて 加納マルタの帽子、シャーベット・トーンとアレス・ギンズバーグと十字軍 岡田亨 この章で …

満月と日蝕、納屋の中で死んでいく馬たちについて

満月と日蝕、納屋の中で死んでいく馬たちについて

2016/02/28   -村上春樹

ねじまき鳥クロニクル 第1部 泥棒かささぎ編 前 1 火曜日のねじまき鳥、六本の指と四つの乳房について 後 3 加納マルタの帽子、シャーベット・トーンとアレス・ギンズバーグと十字軍 『火曜日のねじまき …

ねじまき鳥クロニクル ワタヤ・ノボル

火曜日のねじまき鳥、六本の指と四つの乳房について

2016/02/28   -村上春樹

『ねじまき鳥クロニクル』第一部は、一九八四年六月から七月にかけての物語だ。村上春樹は、1984に何か思い入れがあるのだろうか。何かで言及されているかもしれない。 1984年は、村上春樹35歳である。も …

村上春樹 ねじまき鳥クロニクル 井戸

ねじまき鳥クロニクル 村上春樹

2016/02/28   -村上春樹

著者 村上春樹 第一部泥棒かささぎ編は1992年10月号~1993年8月号まで『新潮』にて掲載。 第二部予言する鳥編は1994年に発行。 第三部鳥刺し男編は1995年に発行。 村上春樹は『風の歌を聴け …

バケツの底 芦屋浜

バケツの底 宮本輝

2016/02/27   -宮本輝

作者 宮本輝 短編集『五千回の生死』 収録 宮本輝の短編集『五千回の生死』で三番目に好きな話。(一番は『トマトの話』、二番目は『五千回の生死』)作者宮本輝自身が患った不安神経症(パニック障害)に罹って …

泥の河 宮本輝

宮本輝の『泥の河』のあらすじとか映画情報とかとか。

2016/02/26   -宮本輝

宮本輝 デビュー作 太宰治賞受賞作 やなぎ食堂の息子信雄と、船に暮らす家族との交流を描いた、宮本輝のデビュー作。舞台は昭和30年。戦後10年であり、市道にはまだ馬車が行き交っていた時代だそうだ。 堂島 …

ひかりの素足 宮沢賢治

『ひかりの素足』のあらすじとかとか。

2016/02/24   -宮沢賢治

作者 宮沢賢治 大正10~12年頃成立 雪道を遭難した一郎と楢夫の二人兄弟の物語。山小屋、峠、うすあかりの国、光のすあし、峠の全五編からなる。極めて宗教色の強い作品である。死の淵に追いやられた二人の兄 …

人間失格

『人間失格』のあらすじと感想、あと名言とかとか。

2016/02/22   -太宰治

『人間失格』は太宰治が書いた、超有名どころの純文学です。読んだことはないとしても、おそらくこの『人間失格』というタイトルを知らない人の方が少ないのではないでしょうか。1948年、雑誌「展望」にて三回の …

おはん 宇野千代

『おはん』の感想。人間の魔を書いた傑作。

2016/02/19   -純文学

作者 宇野千代 昭和32年6月、中央公論社より発行 作家宇野千代が昭和21年11月から10年間ほどにわたり、一カ月に一枚のペースで書き上げてきた日本屈指の名作。一文一文に血が通い、吟味され尽くした上で …

no image

イワン・ツルゲーネフの『初恋』のあらすじ、感想などなど。

『初恋』は、ツルゲーネフの自伝的小説です。作中に登場する次の一文は、ツルゲーネフの父自身が遺した言葉でもあります。 女の愛を恐れよ。かの幸を、かの毒を恐れよ。 ツルゲーネフ自身はかなりたくさんの恋をし …

五千回の生死 宮本輝

宮本輝『五千回の生死』のあらすじ、感想などなど。

2016/02/16   -宮本輝

『五千回の生死』の作者は宮本輝さんですね。9つの短編が入った短編集『五千回の生死』の表題作で、4作目に入っています。新潮文庫から発行されています。 世界で一番好きな短編集で、恐るべき才気に満ちています …

幻の光 宮本輝

幻の光 宮本輝

2016/02/14   -宮本輝

作者 宮本輝 新潮(1978年8月号 31歳)初出 新潮文庫で短編集『幻の光』の表題作として収録 宮本輝が真正面から死生観を描いた作品 『幻の光』は、『泥の河』、『螢川』、『道頓堀川』と川三部作を書き …

宮沢賢治 よだかの星

『よだかの星』のあらすじ、感想、解釈とかとか。

2016/02/13   -宮沢賢治

『よだかの星』は、宮沢賢治が著した小説というか童話というか、作品です。宮沢賢治は数多くの作品を遺しましたが、私にとってはナンバーワンに近い作品です。夜鷹という存在が、懸命に生き、そして死に行かんと命を …